『悲しみのイレーヌ』


悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)


【異様な手口で惨殺された二人の女。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は部下たちと捜査を開始するが、
やがて第二の事件が発生。カミーユは事件の恐るべき共通点を発見する……。
『その女アレックス』の著者が放つミステリ賞4冠に輝く衝撃作。あまりにも悪意に満ちた犯罪計画。】


う〜ん、『その女アレックス』の前に読みたかったな。
こちらが、デビュー作だから、『…アレックス』を読んだ時に、この小説の
結末がわかっていたし…。
かといって、もしこちらが先に刊行されたとしても、あまり話題になっていなかったかも。


ストーリー展開や個性的なキャラクター、衝撃的でリアルで残酷な描写と、どちらも面白い小説なのは
間違いないけれど、翻訳の順番は難しいところなんでしょうね。出版社の苦渋の決断かな。
こちらを読んだ後に『…アレックス』を読み返すと、さらに面白くなることがわかりました。


シリーズ三作目、四作目、五作目は、順番通りに読めることを願っています。



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