『1922』

1922 (文春文庫)

1922 (文春文庫)


【8年前、私は息子とともに妻を殺し、古井戸に捨てた。殺すことに迷いはなかった。
しかし私と息子は、これをきっかけに底なしの破滅へと落下しはじめたのだ…
罪悪のもたらす魂の地獄!恐怖の帝王がパワフルな筆致で圧倒する荒涼たる
犯罪小説「1922」と、黒いユーモア満載の「公正な取引」を収録。
巨匠の最新作品集。 】


気がつけば、明日から2月なんですね。
まずい、まずい、非常にまずいです。
お正月気分を一カ月も続けてしまいました。
何をしていたかというと……、恥ずかしくて書けませんが…、
とりあえず、今年の一冊目はキングになりました。


キングの中短編は本当に秀作が多くて大好きです。
今回の作品も4編からなっていて、そのうちの2編が今月発売になりました。
表題の『1922』の時代設定(1922年です)も好きなところですが、
相変わらずの心理描写の上手さに引きこまれました。怖い怖い。


キングの作品はとにかく長いので、中短編はとても読みやすいです。
特に傑作なのは、『DIFFERENT SEASONS 恐怖の四季』の4編。
ゴールデンボーイ』『刑務所のリタ・ヘイワース』『スタンド・バイ・ミー
『マンハッタンの奇譚クラブ』は絶対におススメです。


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