『屋根裏部屋のマリアたち』
【1962年、パリ。株式仲介人のジャン=ルイ・シュベールは、妻シュザンヌが
雇ったスペイン人メイドのマリアを迎え入れる。
彼女は、シュベール家と同じアパルトマンの屋根裏部屋で、同郷出身のメイドたち と暮らしていた。
軍事政権が支配する故郷を離れ、異国で懸命に働くスペイン人メイドたちに、
次第に共感と親しみを寄せるジャン=ルイは、やがて機知に富んだ美しいマリアに
魅かれてゆくのだった。しかし、そんな夫の変化に無頓着なシュザンヌは、彼と
顧客の未亡人との浮気を疑い、夫を部屋から追い出してしまう。
こうしてその夜から、ジャン=ルイはメイドたちと同じ屋根裏で一人暮らしを
始めるが、それは彼に今まで味わったことのない自由を満喫させることになる…。】
久しぶりに映画を観に行って来ました。
暑くて外に出られなかったというのもありますが…。(今日も暑かったけど)
予告編では、コメディのフランス映画という印象を持っていましたが、
意外とそれだけにはとどまらないものがありました。
大変なメイドの仕事を明るくこなしていくスペイン人の女性たちが活き活きと
描かれていて、『生きていく』というたくましさを感じました。
別世界にいたジャン=ルイがメイドたちとの出会いで、人生の楽しみ方を発見して
いく変化も面白かったです。