『鍵のない夢を見る』 - 今日も本棚の中から・・・

【普通の町に生きる、ありふれた人々がふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を
見事にとらえる5篇。現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集】

祝・直木賞♪
他の作品が何度か候補にあがっていましたが、とうとう受賞しましたね。
この作品で受賞した事は意外でしたが、嬉しくて未読本３冊飛ばしで
こちらを読みました。

常々、辻村さんを『若い作家さん』と思っていましたが、ご結婚されて
お子さんを出産されていたんですね。
続けて読んでいると、辻村さんの人生にも変化があったのかな!?と
作品から感じることもありました。

今回の短編集も現代の世相を反映する事件を盛り込んで、辻村さん独特の
細やかなリアル感で書きあげていました。

この秋に『ツナグ』が映画として公開されるそうで、主演が松坂桃李くんと
聞き、さらに楽しみになりました!!
毎朝『梅ちゃん先生』で見ているノブが、【ツナグの使者】をどう演じるのか
興味ありますね〜。