『別離』
【イランのテヘランで暮らすシミン（レイラ・ハタミ）とナデル（ペイマン・モアディ）には
11歳になる娘がいた。妻シミンは娘の教育のために外国へ移住するつもり
だったが、夫ナデルは老いた父のために残ると言う。
ある日、ナデルが不在の間に父が意識を失い、ナデルは介護人のラジエー（サレー・バヤト）を
問い詰め、勢いに任せてアパートから追い出してしまう。
その夜、ラジエーが入院し流産したとの知らせが入り……。】
イラン映画を観ました。
派手な音楽や映像（CG等）があるわけではないのに、引きこまれる2時間でした。
小さな嘘が、ここまで重く感じられるのは、宗教を重んじる国ならではの
信仰心からなんでしょうね。
ただ、登場人物たちが抱える問題は、イランに限らず何処の国のでもあることで、
現代社会に問題提起をしています。
決して遠い異国の話ではないのです。
以前見逃した、同じアスガー・ファルハディ作品『彼女が消えた浜辺』も
DVDで観たいと思いました。
