『百万ドルをとり返せ!』

百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)

百万ドルをとり返せ! (新潮文庫)


【大物詐欺師で富豪のハーヴェイ・メトカーフの策略により、
北海油田幽霊会社の株を買わされ、合計百万ドルを巻きあげられて
無一文になった四人の男たち。
天才的数学教授を中心に医者、画商、貴族が専門を生かしたプランを持ちより、
頭脳のかぎりを尽くして展開する絶妙華麗、痛快無比の奪回作戦。
新機軸のエンターテインメントとして話題を呼ぶ“コン・ゲーム小説”の傑作。 】



今日は、読後感想ではなく、思い出の本ということで。
私が読んだ版はこの表紙じゃ無かったな〜。
当時、高校生だったので、表紙も内容もちょっと大人っぽいお洒落な
印象を受けました。


この本を薦めてくれたのは、女性の国語の先生で、古典を教えて
もらっていました。
ご自分の読んだ本が相当面白かったのか、授業が始まるより先に
この本を絶賛していました。
当時、赤川次郎(>Д<;)ばかり読んでいた私には、海外小説の
大人の雰囲気に興味津津♪
そんな痛快な小説を読んでみたい!!とすぐに買いに行った記憶があります。
思い返すと、海外小説や海外ミステリーが好きになったきっかけが、
この本だったかもしれません(ルパンやクリスティを別にして)。
今、好んでいる小説の主流は、これが原点に近いかも。


で、なぜ今日この本を思い出したかというと…。


昨日、息子が高校の入学式があり、保護者席で新入生入場を
ワクワクと待っていました。
一人一人の名前の読みあげられ、校長先生の御挨拶などの後、式も終盤となり
担任の先生方がそれぞれ前に出られて紹介されました。


その列に、私に本書を教えてくれた恩師が立っていたのですぅ〜!!
卒業後、一度バッタリ会ったことがあるのですが、それにしても
20年くらいは経っています。
隣に座っていたお母様たちに(もちろん知り合い)「5組の担任の先生、
私の高校時代の先生だ〜!!」と驚きの衝撃を伝え、気持ちをクールダウン。


お互い、歳もとったし、以前と全く同じ容姿ではないけれど、紹介で先生の
お名前を聞く前にガン見(◎Д◎;)したくらいですから、当時の面影がありました。


式後、息子に話すと、試験の時点で偶然にも先生と会話をしていたことが判明。
息子の高校と、私の高校は場所も時代も違うのに、めぐり合わせって凄い!!
御縁って不思議なものですな〜。シミジミ。


また、学校へ行く機会がありそうなので、御挨拶して来ようと思っています。
この本の話が出来たら良いな〜♪


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