『暗い鏡の中に』

暗い鏡の中に (創元推理文庫)

暗い鏡の中に (創元推理文庫)

【ブレアトン女子学院に勤めて五週間の女性教師フォスティーナは、
突然理由も告げられずに解雇される。彼女への仕打ちに憤慨した
同僚ギゼラと、その恋人の精神科医ウィリング博士が調査して
明らかになった“原因”は、想像を絶するものだった。
博士は困惑しながらも謎の解明に挑むが、その矢先に学院で
死者が出てしまう…。
幻のように美しく不可解な謎をはらむ、著者の最高傑作。 】


ヘレン・マクロイの『暗い鏡の中に』の復刊&新訳です。
楽しみにしていました〜♪
本棚には、マクロイの【積ん読本】がありながら、先に読んで
しまいました(´-ω-`;)ゞポリポリ


あらすじでは、ストーリーの本題には触れていないので、
あえて詳しくは書きませんが、描かれている時代背景も
古典と現代のミステリーの中間点くらいでしょうか、
不可解な怪現象と科学的な推理との狭間のストーリーなので
どこで落ち着くのか全く先がみえませんでした。
面白かったです!!


今日は、余談…
私は、あまり日本人作家のミステリーは読みません。
…というのも理由がありまして…。
作家の方って、かなりの冊数を読みこんでいる読書家の
方が多いですよね。
その中には、海外作品の影響を受けて書いている方もいるでしょう。
とくにキングの小説と似てる!?と思われる作品は複数作家に
描かれて、ベストセラーになっています。


今回も、この小説を読みながら、ある日本人ベストセラー作家を
思い浮かべてしまいました。
もちろんマクロイが書いた方が先なので、「この小説の影響を受けたの
かしらね〜( -ω-)フッ」  な〜んて、冷めた気分で勘ぐってしまい、
また私の天邪鬼な読書の偏りが一層増したのは言うまでもありません。


リメイクとか、オマージュとか書いて欲しいなっ!!
乱歩のように…。


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