『ルームメイト』
- 作者: 今邑彩
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (75件) を見る
【私は彼女の事を何も知らなかったのか…?
大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、
麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。
彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に
既に死体となったルームメイトが…。 】
昨年末から本屋さんの平台で私を見つめ返していたこの作品。
手には取り・・・返し、手には取って数行読み・・・う〜んタイプじゃないなと
また戻し、でもなんだか気になる存在・・・。
帯に書かれている書店員さんの宣伝ポップに「ミステリー好きはぜひ!」の
言葉に後ろ髪を引かれます・・・。
え〜、ミステリー好きは読まなきゃダメ!?
日々、読書傾向に偏りがある私への挑戦状かっ!!ムムム!!
ルームメイトは、一体何者だったのか?ということが主体で、
主人公が調べていくうちに次々に起きる謎や殺人事件・・・。
一番に感じたのは【カギかっこ】が多くて、2時間ドラマを観ているようだと
思ったこと・・・。
主人公など若い人の設定にリアリティが無いこと・・・。
そうか・・・、わかった!!この本は、これからミステリーを楽しむ
中高生におススメの本ということなら、面白い作品です!!
普段、ディーヴァー等を読んでいる中高“年”には、このオチでは
響かないのですぅ〜。゚゚(/д<)゚。ゴメン
面白いのは、ノベルズ版から文庫化にあたって、作者が最後の章を
封印したこと・・・。全く持って疑問です。
このラストがないと、全体のしまりがなくなるように思います。
ラストの章も掲載されていますので、絶対に読むべし!!
あっ、中高生のみなさんねp(*`∇´*)q