『錦繍』

錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)

錦繍(きんしゅう) (新潮文庫)


【「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、
まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」
運命的な事件ゆえ愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王
十年の歳月を隔て再会した。そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る―。
往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と
再生のロマン。】


人から薦められた本を読む!!の第2弾☆
今回は、本人曰く【活字中毒】(^^;)のお友達よりお借りした本です。


一度は読みたかった宮本輝・・・。
ミステリーで育ってきてしまった私!?は、自分からなかなか入れなかった
ジャンルでした。
錦繍』は、全編書簡形式と聞いていたので、手紙だけでの小説と
いう形も気になっていました。


久しぶりに綺麗な日本語の本を読んだ・・・という読後の感想です。
流れるように活字を読みました。
私が中学生の頃の作品ですが、今の年代で出会えてよかったと思える
作品でした。
過去から未来へと向かっていく心境の変化を手紙の中で表現していく
様子は、感動でした。


手紙が書きたくなった・・・゚+.(ノ*・ω・)ノ*.オォォ☆゚・:*☆
どなたかに私のつたない手紙が届くかも・・・。


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