『引き出しの中の家』

引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)

引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)

【“花明かり”はとても小さい。
“花明かり”が幼いうちは、嬉しいと花の香りを発する。
成長した“花明かり”は、喜ぶと自らの内から輝く。
“花明かり”がまわりにいると、花はみごとに咲きみだれ、
果実はたわわに実り、緑は濃く深くなる。


花明かりにふさわしい大きさのものを仕立てれば、
花明かりは、きっとやってくる。】


市内で書店を経営されていて、子どもたちの読書の普及にご尽力を
されている社長さんとお話をする機会がありました。
凄くお会いしたいと思っていた方なので、会った瞬間から
テンションMAX状態でした(∀・;)オドオド(;・∀)


話の中で一番驚いたことは、読んだ本を手元に残さず、
すべて譲っているとのこと・・・。
すべての本を手に入れ、並べてうっとりしている私とは真逆の行動!!
ま〜、日常が本棚に囲まれていますしね・・・。家にまで並べないか・・・。


尊敬する社長さんに、ありがたくも【おススメ本】を紹介してもらいました。
それがこの作品。
帯には「こびと?妖精?借りぐらし?」と書いてあります。
最近では、『床下の小人たち』をモチーフにしたジブリ映画もありましたね。


設定は似ていますが、こちらは日本のお話。
昭和と現代との時代の交差もあるので、ストーリーに深みもあって、
ノスタルジックな日本古来の素敵な風景が目に浮かびました。


主人公が初めて“花明かり”の小さい人と対面するシーンは、
「うわ〜っ♪」と私まで嬉しさで感動しました。
少女!?の気持ちで読めます!!特に小・中学生の女の子に読んでもらいたい!!


挿絵も可愛いし、装丁も綺麗。
私がいつも単行本でお楽しみにしている、カバーの下に隠されている
本当の表紙も、めくってビックリ・・・、とってもキュートです。


勧められないと読まない本って沢山ありますね。
まだまだ、狭いな・・・、私。
感想を伝えに、本屋さんへまた行かなくてはヾ(≧ω≦*)


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