『ツナグ』
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 単行本
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【たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい。
突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。
失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。
間違いかもしれない。でも――喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。
4つの再会が繋いだ、ある真実。新たな一歩を踏み出す連作長編小説。 】
あらすじを読んで、「亡くなった人との再会か〜、タイプじゃないかもぉ〜。」
と思っていました。
最近、こんなストーリーの小説も多いし、ましてやそれが映画化されちゃって、
CMとかで、映画の感想を素人っぽい人が「感動しました〜!!」「泣きました〜。」
なんてわざとらしく言っているのを見ると、「絶対観るのをやめよう(`д´)ノムキー!!」と
思ってしまうんですね。私は・・・。
でもでも、辻村さんの新作!!・・・読まないわけにはいきません。
新潮の【yom yom】に連載していたのですね。
4つの短編から成り立っていますが、ただの短編ではなかった!!
辻村さんらしいストーリーと上手い伏線と核心的なものがあって、
彼女らしい作品になっていました。
「人生一人一回」とか、あるアイテムがあったりとか・・・、
やっぱり彼女は【ドラえもん】が好きなんだな〜(´▽`)と感じました。
(こちらはまさにオマージュです→『凍りのくじら』)
けど、「子供っぽい」仕上がりではないですよ!!面白かった〜♪