『愛おしい骨』

愛おしい骨 (創元推理文庫)

愛おしい骨 (創元推理文庫)


【十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。
二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。
誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか。
次第に明らかになる、町の人々の秘められた顔。迫力のストーリーテリング
卓越した人物造形。『クリスマスに少女は還る』の著者渾身の大作。】


『クリスマスに少女は還る』を読んでから何年たったかな・・・。
インパクトと、切なさの残る作品だったけれど、この作品も望郷と家族の切なさが
詰まったストーリーでした。


【行方不明の弟の骨】と聞くと、サイコ的な展開を想像しがちですが、
閉鎖的な町の、閉鎖的な人々の過去と秘密が絡み合った物語でした。


『川は静かに流れ』に構成は似ているかな?と思いましたが、この作品の方が
キャラクターのリアリティさと、展開の面白さなど、私はこちらの方が好きです。


本棚で眠っている《マロリー・シリーズ》も読まなくてはヾ(;´Д`)ノぁゎゎ


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