『わが目の悪魔』

わが目の悪魔 (角川文庫 赤 541-3)

わが目の悪魔 (角川文庫 赤 541-3)

【アーサー・ジョンソンの孤独な日常生活は何者にも妨げられることがなかった。
人知れずアパートの地下室で行う悦楽の儀式も・・・
すべてを狂わせたのは、アパートの新たな入居者、アントニー・ジョンソンだった。
発端はこの同姓の若者宛ての手紙を誤ってアーサーが開封したことであった。
これがアーサーの隠れた狂気を誘発した。誤解と妄想のうちに肥大してゆく
アーサーの狂気は、やがて明確な犯罪の形をとり始めた―
CWA受賞の傑作サスペンス。】


久しぶりのルース・レンデル♪
『心地よい眺め』『ステラの遺産』以来ですね。
この本も何年も本棚で眠っていただきました(°▽°;)


『ロウフィールド館の惨劇』に近く、犯罪心理サスペンスはやっぱり
レンデルのうまさに尽きますな〜ヾ(・∀・*)


幼少期からの異質な生い立ちと育てられ方が人間性の歪みを作っていく描き方や
この心理状態の重苦しさが小説として引き込まれていきます。
そんなところが、彼女の作品ならではの持ち味でしょうね。


まだまだ読みたい作品は目白押しですが・・・、追いつきません(´Д`;)


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