『グラーグ57』

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)

グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)


【運命の対決から3年―。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を
創設したものの、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼いている。
折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。
投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を
地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る…。
世界を震撼させた『チャイルド44』の続編、怒涛の登場。 】


昨年発売され、この年の『このミス』海外部門第1位になった
『チャイルド44』の続編です。


今年度もこの作品でランクインするでしょう♪
主人公レオに待ち受ける、またもや過酷な運命・・・。(本当に過酷すぎ)


スターリンから、フルシチョフ時代の政治的な変動の背景が、
またまたレオに「これでもか状態」で降りかかってきて、
私まで「痛くて、寒くて・・・」って気分になりました(;Д;)


フィクションでありながら、史実に基づいたストーリーも含まれて
いるので、よりリアル過ぎて、暖かい部屋でコーヒーを飲んでいる
自分がなんて幸せな時代に生きているのだろうと実感してしまいました。


極東の地、シベリア【第57強制労働収容所(グラーグ57)】での
シーンは、お部屋の温度マイナス5℃は間違いありません。
手が冷た〜くなりました(゜_゜;)