『ソウル・コレクター』
- 作者: ジェフリー・ディーヴァー,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10/29
- メディア: ハードカバー
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【科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこアーサーが
殺人の罪で逮捕された。自分はやっていない、とアーサーは
主張するも、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。
しかしライムは不審に思う―証拠がそろいすぎている。
アーサーは罠にかかったのではないか?
犠牲者を監視し、あやつり、その人生のすべてを奪い、
収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。
神のごとき強大な力を持つ相手に、ライムと仲間たちは
かつてない苦戦を強いられる…。 】
今年も、ディーヴァーの新作が読めて幸せだな〜と
しみじみ・・・。
シリーズも長く続くとキャラクターに愛着も湧くしね。
今回のライムシリーズの敵は、日本でいう「個人情報」を
操る殺人鬼。
『ミレニアム1 ドラゴン・タゥーの女』では、
PCを操りハッカーとして大活躍するリスペッドが
格好良く頼もしくも感じていたけれど、自分の生活の全てが
データーとして誰かに覗かれていたらと思うと・・・、ぞぞぉ〜(´Д`;)
確かに、ネットでお買い物をしたり、デパートやスーパーで
ポイントカードを出したり、マンションの防犯カメラに映ったり、
こんな一般人の私でもあらゆる所に記録を残してる・・・。
便利な時代の、盲点かもしれないと実感しました。
さて、本作ではライムの過去(青年時代)が描かれていて、
ライムの人柄を更に知る機会でもありました。
このシリーズも8作目。
色々ありました・・・。
どれをとっても、外さないのがディーヴァーの凄さでしょう!!