『八日目の蝉』

八日目の蝉

八日目の蝉

【逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか。
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長篇サスペンス。 】


もう、角田さんの作品には、参りっぱなしの私です・・・。
今回の作品も良かった〜。


不倫相手の子供を誘拐してしまう希和子。
こんな酷い犯罪、どう考えても許されるものではないのだけれど、
読み進めていくうちに、この小さな幸せを壊さないで!!と叫びたく
なりそうでした。


中盤の展開の上手さといい、細かな女性心理を描かせたら
角田さんはナンバー1♪ね・・・。
泣いたよ〜(;Д;)あっ、目が痛い・・・。