『子どもたちは夜と遊ぶ』

子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)

子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)

子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)

子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)

【大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。
世間が騒ぐ中、木村浅葱(あさぎ)だけはその真相を知っていた。
「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番・・・」。
姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。
孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる
悲劇を呼んでいく。】


最新のヒット曲や、テレビドラマもそうだけれど、
若い世代のお話にはそろそろついていけなくなってきている、
そんなお年頃の私・・・(;´Д`)小説もまた然り・・・。


なぜ苦手かというと、若い方の小説って、喋り言葉が
ダイレクト過ぎて、だんだんと辛くなってくる・・・。


そんな中、唯一読んでいる若い作家・辻村深月さん。
初めは、お友達からいただいた本(『冷たい校舎の時は止まる』)がきっかけで
読み始め、なかなかの魅力にハマっています。


やっぱり若い作家さんだな〜と思えるような内容なんだけれど、
描写が上手い!!すごく掘り下げて書かれている点が読み手を
惹きつけるのです♪
彼女の作品は、長い(!?)のも、読み始めの段階で圧倒されますが、
結局はどの部分も重要で、無駄なところは無いし、伏線もしっかりしている。
その点もさすがとうなずける部分なんです。


私が思うほどだから、タイムリーな世代の方が読まれたら、
なおさら「うんうん、わかるぅ〜(>∀<;)」って思えるところが満載です。


こちらも面白かったし(『凍りのくじら』)・・・。
はずさない作家・辻村深月・・・恐るべし。
・・・毎回泣かされている私です(;_;)