『悪魔の手毬唄』

【岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。
たまたまこの地を訪れた金田一耕助は、村に昔から
伝わる手毬唄の歌詞どおりに、死体が異様な構図を
とらされた殺人事件に遭遇した。
事件の真相を探るうちに、二十年前に迷宮入りに
なった事件が妖しく浮かび上がってくるが・・・。
戦慄のメロディが予告する連続異常殺人に
金田一耕助が挑戦する本格推理の白眉!】


なぜか、お正月になると読みたくなる横溝正史・・・。
(ま〜、ドラマや映画があったりしますしね。)
去年のお正月は、『悪霊島』を・・・。
今年は、この『悪魔の手毬唄』をじっくりと読んでみました。


私の中では、横溝作品のナンバー1は、『獄門島』ですが、
この『悪魔の手毬唄』も1,2を争う出来だということを
今回知りました。
古典ながら、色あせない鮮やかさを感じましたよ♪
たぶん、当時の海外の小説に影響を受けたのでは
ないでしょうか・・・。


読書をして、いつも思うことは、原作を超える
映像化されたものは、なかなか無いということです。
横溝正史の作品も、沢山映画やドラマ化されていますが、
原作の面白さにくらべたら・・・・。


先日放送のドラマは、少し残念な感想です・・・(´Д`)
どちらかというと、映画の方が雰囲気もあっているように
思いました。(1977年・市川崑監督のもの・・・。)


でも、やっぱり本が一番面白いです!!