『ウォリス家の殺人』

ウォリス家の殺人 (創元推理文庫)

ウォリス家の殺人 (創元推理文庫)

【人気作家ジョフリーの邸宅<ガーストン館>に招かれた
幼馴染のモーリス。
最近様子のおかしいジョフリーを心配する家族に
懇願されての来訪だった。
彼は兄ライオネルから半年にわたり脅迫を受けており、
加えて自身の日記の出版計画が、館の複雑な人間関係に
強い緊張をもたらしていた。
そして憎み合う兄弟は、暴力の痕跡を残す部屋から忽然と
姿を消した。
英国本格の妙味溢れる佳品。】


去年の『このミス2009年版』海外編第10位になった本書。
今年初めての読書にふさわしい作品でした。
ナイス!!自分・・・(:^艸^)


大好きな英国のミステリー♪
古典でも現代でもない、その間の60〜70年代に
活躍したディヴァインの作品です。


館に集まる人々。複雑な人間関係。
そこで起こってしまう殺人事件。
過去の秘密や、アリバイの応酬・・・。
クセのあるキャラクターのクラシカルな描写などなど。
本格ミステリーのお好きな方にはオススメの1冊でした。


『このミス2008年版』では、同作者の『悪魔は
すぐそこに』が第5位になっていた・・・。
未読のままにしていた作品だったけど、断然こちらも
読まなくてはと力が入ってしまいました。