『大鴉の啼く冬』

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)

大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)

【新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた
黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。
真っ赤なマフラーで首を絞められて。顔見知りばかりの
小さな町で、誰が、なぜ彼女を殺したのか。
ペレス警部の捜査で浮かびあがる、八年前の少女失踪事件との
奇妙な共通項とは?
現代英国本格派の旗手が緻密な伏線と大胆なトリックで読者に
挑戦する、CWA最優秀長篇賞受賞作。】


先日読んだ『千の嘘』と同じく英国作品。
『千の嘘』は2006年度の英国推理作家協会最優秀長編賞に
ノミネートされています。
この年の受賞作がこちらの『大鴉の啼く冬』。
英国女流作家の層はかなりのものですね。


ミネット・ウォルターズサラ・ウォーターズなど、イギリスには
優秀な女性作家が多いと感じています。
ただ単に、私好みというだけかもしれませんが・・・。
そういえば、J.K.ローリングもイギリス人でしたね。


さて本編は、イギリス・ロンドンから北へ960キロ。
イングランド本島とノルウェーの境、北海の北辺に浮かぶ島々
シェトランド諸島>が舞台。
北緯60度、夏は白夜があり、英国本島やノルウェー・ベルゲン
からもフェリーで14時間かかる、まさに最果ての地。
誰もが知り合いというくらいの閉鎖的な町で起こる、過去と現在の
2つの殺人事件が、凍るような空気と共に描かれています。


読んでいて思い出したのが、何年も前に大ヒットした
ドラマ『ツイン・ピークス』でした。
冒頭から、秘密を持つ美しい少女が殺される所などは、
なんとなくドラマを彷彿させました。


ツイン・ピークス』と言えば、クーパー捜査官。
クーパー役のカイル・マクラクランは、『デスパレート・・・』
にも出演中♪
ツイン・ピークス』・・・、夢中で観たっ♪
でも、今思えば摩訶不思議なドラマだったな〜(^Д^;)
チェリーパイが食べたくなってきたー!!


今回は、話が脱線しました(;゜∀゜)すみません。