『千の嘘』

千の嘘 (創元推理文庫)

千の嘘 (創元推理文庫)


【母の遺品整理中にモーリーン・シャンドという女性の
日記帳を見つけたエイミー。一見平凡なその記述に違和感を
覚えた彼女は、モーリーンについて調べはじめる。
だが、18年前にシャンド家で起きた殺人事件のことを知り、
モーリーンの母や姉とじかに接触を持った直後から、エイミーの
身辺では不審な出来事が相次ぐ。事件はまだ終わっていないのか?
幾千もの嘘が彩る悲劇の真実とは。】


先日『隣の家の少女』を読んで、どっぷりと嫌な気分になって
いたのに、また同じような虐待の本を読んでしまった・・・。
あらすじを見る限りこんなストーリーとは想像していなかったし・・・。


ドメスティック・ヴァイオレンスって、話を聞くだけでも
腹が立ってとっても嫌な気分になってしまう(`Д´)
結局は、自分が弱いから、もっと弱いものを攻撃すること
なんでしょうね。
一番許せない人間だと思う!!
基本的に私は威張る人が嫌いです。


内容は暗いお話だったけど、謎の日記帳と過去の事件の真相の
謎解きは面白いミステリー仕立てになっていました。
特に、文頭【プロローグ】の部分は、結構私は好きな書き出し♪
読み終わった後、この部分の文章を読み返すと、「あっ、これが
この本のキーポイントだった!!」と気づきました。
興味のある方は、この部分をぜひ一読ください(^0^)d