『おとなを休もう』

おとなを休もう

おとなを休もう


【誰もが読んだ事がある、なつかしい作品集。
昭和40年から、平成16年度使用分までの40年間にわたり、
小学3、4年生の「こくご」、すべての教科書の中から、
採用頻度の高かった作品集。】


今日から、こちらの小学校は2学期です。
息子が、新学期にもらってくる教科書の中で、
国語の教科書を見るのが好きです。
「知っているお話はあるかな〜?」って探します。


この本は、そんな教科書によく採用されるお話を
集めたもの・・・。
採用頻度も順位付けられていて、第1位は『ごんぎつね』だそうです。
2位は『ひとつの花』3位は『しろいぼうし』。
新見南吉さんや今西祐行さん、あまんきみこさんのお話は、定番中の
定番ですものね。


第10位に入っていた、今西祐行さんの『はまひるがおの 小さな海』は
今でもはっきり、国語の教科書で習ったことを覚えています。


『とう台のある、みさきの一ばんのとっぱなに、あさがおとそっくりの
花が、たった一つさいていました。
「あさがおさん、あさがおさん」と、ぼくはよんでみました。
そしたら、「いいえ、わたしは、あさがおではありません。ひるがおです。」
「本当だ。あさがおだったら、もうとっくにしぼんでいるはずだね。」
ぼくはそう言って、笑いました。・・・・』


今読み返しても、心がお話の世界に引き込まれていくようです。
覚えている方は、いるでしょうか・・・。


少し大きくなってから教科書に載っていたもう一つの忘れられないお話。
『きつねの窓』安房直子さん。

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

小さい頃は、不思議で面白い話だなと感じていましたが、
大人になってから読むと、何度読んでも涙が出ます・・・。
歳のせいかしら・・・。
本当に良いお話です。