『ぬしさまへ』

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

【きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には
妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。
幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の
布団から泣き声が聞こえたり・・・。
でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた
妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで
発覚して、シリーズ第2弾、ますます快調。】


久し振りに【しゃばけ】シリーズを読みました。
今回から、短編になっているんですね。
あまり短編を読まないので、どんな感じになっているのか、面白さは
変わらないのか、ちょっぴり不安に・・・。


でも、そんな不安を吹き飛ばす面白さでしたよ〜。
今回も、若だんなの周りには事件が山積み・・・。
そんな中、若だんなの兄弟や祖母のことなど、明らかになっていくシリーズの流れも
あって、ただの短編に収まっていませんでした。


探偵のごとく名推理のお話もあれば、心がジーンとするお話もありで、
日本を代表する、江戸時代ファンタジーだな〜と、次の巻も読まなくては!!と
いう気持ちになりました。