『心地よい眺め』

心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

心地よい眺め (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

【テディは、愛情とは無縁のまま育った。
両親は、望まずに誕生したわが子にはまったく関心を払わず、
彼は放置されたまま一人勝手に大人への道を歩んできた。
どこか普通でない青年に成長していたテディは、両親の死を
きっかけにそれまで内面に秘めていた歪んだ狂気を、徐々に発揮しはじめる。
そんな彼が出会った美しい娘フランシーンもまた、子供の頃に異常な経験
をし、心に大きな傷を負っていた。
二人の出会いは、新たな悲劇の幕開けを告げるベルだったのか・・・。】


年をまたいで読んでいました。
久しぶりのルース・レンデルです。
相変わらずの読ませる内容で、どんどん重苦しい世界に引き込まれて
いきました。
両親から放置され育ったテディは、乱雑で汚れきった部屋で誰にも気にされずに
成長していく。青年になった彼は、美しいものしか受け入れられない
人間となっていた。
人が狂気の世界で、変化していく過程や、心理描写を書かせたら
レンデルはナンバー1かも・・・。


昔、読んだこちらもかなり好きです・・・。↓

ロウフィールド館の惨劇 (角川文庫 (5709))

ロウフィールド館の惨劇 (角川文庫 (5709))


今年は、レンデルも沢山読も〜うっと♪