『もつれ』
- 作者: ピーター・ムーア・スミス,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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【パイロットという名の統合失調症の青年と
優秀な脳外科医の兄。兄弟の妹は二十年前、七歳で消えた。
誘拐?事件は解決しないまま現在に至っていた。
担当の女性サイコロジストの力を借り、パイロットは
二十年前の事件を振り返り始めた。
パイロットと兄、兄と母、母とパイロットと父・・・。
もつれた糸がほぐれていくとき、そこに何が見えてくるのか?】
最初から最後まで【もつれ】ていましたね〜。
妹が消えた幼い頃の抑圧された記憶が
よみがえり始めたパイロット。
妹を連れ去った犯人を知っているという。
事実か、病気による幻影か・・・。
妹の行方不明がきっかけで、家族がばらばらに
なってしまう。
しかし、すべては【もつれ】ていた。
このような、奇妙系の話は、嫌いではないのですが、
【もつれ】ていたので少々疲れました。
読後の後味も、ちょっと複雑な気分です。