『タイムトラベラーズ・ワイフ』

タイムトラベラーズ・ワイフ 上

タイムトラベラーズ・ワイフ 上

タイムトラベラーズ・ワイフ 下

タイムトラベラーズ・ワイフ 下

愛する人は未来からやってきた。やがてくる別れの日を知っていた。
「いっしょにコーヒーでも、それともディナーか何かをどうかしら…」もちろん、
彼はイエスというにちがいない。過去と未来にあたしを愛したこのヘンリーは、
時代のこだまの中で、今こそあたしを愛するにちがいないのだから。
愛する者の過去を救い、未来を抱きしめる男の、哀しいほどに優しい物語。】


号泣・・・。
タイムトラベル物とラブストーリーとくれば涙無しでは読めないと
覚悟はしていましたが、久々の号泣でした。
(歳と共に涙腺が弱くなっているせいもありますが。)


ヘンリーとクレアが初めて出会ったとき、クレアはわずか6歳、
未来からタイムトラベルしてきたヘンリーは36歳だった。


ヘンリーは自分の意思と関係なく、おもにストレスが引き金となって
過去や未来にタイムトラベルをしてしまう病気をかかえている。
自由気ままに過去や未来を旅するタイムトラベラーのお話とは
ちょっと違う。


現在から消え、過去や未来に現れるときは全裸で、何も所持することが
できない。まず着るものや食べ物、安全な場所を探さなくてはならない。
どれくらいの時間留まるか、自分がいない現在の時間はどれくらい経過して
いるのか、その時々違うので予測がつけらない。
そのあいだじゅうクレアは不安に苛まれ、ヘンリーの身を案じ、愛する人
待ち続ける。


読後、もう一度初めから読み返したくなります。
そこで、また『なるほど〜。上手いな〜。』と感心してしまうこと
間違いなし!!


2004年12月発行で、即購入しながら今まで温めてしまいました(+_+;)
帯に【ブラッド・ピットジェニファー・アニストン映画化権獲得】と
書いてありました。
50%は、この言葉に引かれて買いましたが、私が本棚で温めている間に、
2人の仲は冷めてしまったのね・・・(~~;)離婚と共に映画化も去る・・・。


おまけにすでに文庫化されています(-.-#)
文庫はこちら↓
きみがぼくを見つけた日 上巻 (ランダムハウス講談社文庫)
なぜかタイトルが変わっています。