『記憶をなくして汽車の旅』
- 作者: コニスリトル,Conyth Little,三橋智子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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【目覚めると、わたしはオーストラリア横断鉄道の車中に。
でも、自分の名前も何もかも思い出せない!】
1944年の発行です。
当時のオーストラリアを縦断する列車の旅は、もちろん
長時間だし、区間によって線路のゲージ(幅)が違うため
何回も乗り換えをしなくてはいけなかったみたい。
その間に起きる事件の数々・・・。
問題なのは、自分が誰かもわからずに事件に巻き込まれて
いくこと・・・。
どうも、遺産相続に関係があるらしい。
表題が『Great Black Kanba』
『Kanba(カンバ)』は、アボリジニの言葉で『蛇』。
汽車を初めて見たアボリジニの人が、平原を黒い大蛇が走っていると
思ったことから、この壮大な旅の話をこのタイトルにしたようです。
日本語題が『記憶をなくして汽車の旅』・・・(~.~;)
でも、このタイトルだから、私は買ったんですけどね。