『冷たい校舎の時は止まる』

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)

 
【雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の
学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。
第31回メフィスト賞受賞作。 】


最近、足を骨折されて、とってもお気の毒(;_;)な
岡ひろみさんより、本を頂いた。


読書家の彼女は、忙しい毎日の中でも沢山の本を読んでいて、
見習わなくてはいけないと日頃から思っています。


そんな彼女も、怖いジャンルの本は苦手・・・。
急いでいた時に購入してしまったこの本を、
「手元に置いておく事すら怖い!!」と(^^;)私に送ってくれました。



普段、私が本屋さんで、まったくチェックしない講談社文庫。
この本も作者も、初めて聞きました。
メフィスト賞受賞作です。


あらすじを読んで、『六番目の小夜子』と『漂流教室』みたいな
感じかな〜と思いながら読み進めましたが、なかなかのミステリー仕立て。


8人の現実世界と、過去がフラッシュバックするストーリー展開。
ほぼ8人分のストーリーなので、はっきり言って『長い!!』(^^;
でも、「何?何?」「どういうこと?」「どうなるの?」「いったい誰??」
で・・・、「そうか!!そういう事か・・・。」と、後半はその長さを
忘れるほどでした。


漫画化されるそうで、たぶんホラー色が強くなるんだろうなと思うけど、
私は、爽やかな青春ストーリーって感じも受けました。


文中に、キングの『ランゴリアーズ』が出てきました。嬉しい♪
岡ひろみさん、面白い本を紹介してくれてありがとう\(^o^)/~~