『夜愁』
- 作者: サラウォーターズ,Sarah Waters,中村有希
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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ジュリアとその同居人のヘレン、ヴィヴとダンカンの姉弟たち。
戦争を通じて巡り合った人々は、毎日をしぶとく生きていた。
そんな彼女たちが積み重ねてきた歳月を、夜は容赦なく引きはがす。
想いは過去へとさかのぼり、隠された真実や心の傷をさらけ出す。
ウォーターズが贈るめくるめく物語。ブッカー賞最終候補作。 】
サラ・ウォーターズの新作です。
過去の二作は、ヴィクトリア朝の英国が舞台。
今回の『夜愁』は、時代は移り、第2次世界大戦当時のお話。
前二作の『え〜!?』って展開はないけれど、この作品も
ぐんぐん引き込まれるものがありました。
英国の戦時中も、日本同様大変な日々があり、たくましく
生きていく人々の出会いや別れが、結構重〜く描かれていました。
オススメするなら、絶対、前作二冊ですが・・・(^^;
前作『半身』『荊の城』ともに、【このミステリーがすごい!】で
2年連続1位と聞いたら、ちょっと興味がわいたでしょ〜。
『半身』もいいけど、『荊の城』は、私の一押しです!!