『禁じられた楽園』
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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【平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた
巨大な野外美術館を訪れた。そこは、むせかえるような自然と奇妙な芸術作品、
そして、得体の知れない“恐怖”に満ちていた……。
現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。 】
今日の本は、「本屋のMちゃん」もお気に入りの
恩田陸さんです。
彼女の本は、読みやすいし、話題の本が多いものね・・・。
まず、Mちゃんにすすめられた『Q&A』は、面白かった〜♪
全編インタビュー形式で、自分がどんどん謎を解き明かして
いく感じ・・・。
『六番目の小夜子』や『夜のピクニック』は、面白いんだけど、
主人公との年齢のギャップがあり、共感は出来なかったのよね・・・
と、語り合いましたよね、「岡ひろみ」さん・・・(^_^;)
あと10年、いやいや20年・・うむ・・まあそれ位若ければ・・・(>_<;)
今回の『禁じられた楽園』は、作者あとがきにもあるように、
江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』を意識した作品だそうです。
さすが、ベストセラー作家だけあって、ストーリーもテンポ良く
ホラーの要素たっぷりに楽しめるのですが、『パノラマ島奇談』の
不気味感が大好き!!な私としては、やはりそれには及ばないかと・・・。
夏の寝苦しい夜に読むと、ぞぞーっと涼しくなれますよ・・・。