『ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女』
- 作者: ダヴィドラーゲルクランツ,スティーグラーソン,ヘレンハルメ美穂,羽根由
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (24件) を見る
- 作者: ダヴィドラーゲルクランツ,スティーグラーソン,ヘレンハルメ美穂,羽根由
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (24件) を見る
【雑誌『ミレニアム』を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の
30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。
ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。
そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。
人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えている
ようなので、会ってほしいというのだ。
男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。
一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の
関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が
迫っているとの情報を得る。
折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した! 】
最高に面白い小説だった『ミレニアム』シリーズは、作者・ラーソンが
亡くなった為、続きを読むことができません。本当に悲しい。
そんな中、おなじ登場人物で続編が発売されました。
もちろん、作者は別の方で、ラーソンの遺稿でもありません。
期待していたぶん、率直に言うと残念な内容に感じました。
前3部作の登場人物の描かれ方が違っていたし、私は暗い雰囲気の
北欧小説が好きだったので、いかにもハリウッド映画を意識したような
ストーリー展開に面白味を感じなかったのだと思います。
これは、ラーソンの『ミレニアム』ファンの私の感想なので、暗い残酷な描写が苦手で
『ミレニアム』を避けていた方には読みやすい小説になっていると思います。
読み比べてみてもいいかも。