『まるで天使のような』



【山中で交通手段を無くした青年クインは、“塔”と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。
そこで彼は一人の修道女に頼まれ、オゴーマンという人物を捜すことになる。
だが彼は五年前、謎の死を遂げていた。平凡で善良な男に何が起きたのか。なぜ外界と隔絶した
修道女が彼を捜すのか。私立探偵小説と心理ミステリをかつてない手法で繋ぎ、著者の最高傑作と
称される名品が新訳で復活。 】


『狙った獣』も同様に、読み手を不安にさせるストーリー展開でありながらテンポよく
進む流れる文章に引き込まれました。新訳のおかげかかさらに読みやすかったです。


現代の数多くのミステリー小説・サスペンス小説と比べてしまうと、決して斬新とは
言い切れないけれど、ラストにむけての勢いは、さすがマーガレット・ミラーの上手さと感じました。


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