『本日は大安なり』

本日は大安なり     

本日は大安なり    

【一世一代のたくらみを胸に秘める美人双子姉妹、
クレーマー新婦に振り回されっぱなしのウェディングプランナー、
大好きな叔母の結婚にフクザツな心境の男子小学生、
誰にも言えない重大な秘密を抱えたまま当日を迎えてしまった新郎。
憧れの高級結婚式場で、同日に行われる4つの結婚式。
それぞれの思惑と事情が臨界点に達した、そのとき―。
世界一幸せな一日を舞台にした、パニック・エンターテインメント長編の大傑作。 】


この本は、3月に読み始めていました。
11日以降、悲しいニュース映像を目にし、本を楽しく読むことが出来なく
なってしまいました。
特にこのタイトルですし・・・。


辻村さんが書く短篇は一度読みましたが、オムニバス形式の小説は初めてです。
非日常的な場所・結婚式場を舞台に四つの家族のそれぞれの事情が
時間を交差させながら描かれています。


普段、彼女が使う【深く掘り下げる細かい心理的な表現】は少なめですが、
各章の文体で主人公それぞれの人柄を表すなど、やはり“上手い”です。
彼女の作品、その中でもサラリと書いた感じで、こちらもサクサクっと
読むことができました(´▽`)フッ


でも!!そこは辻村さん!!
また「あらっ♪」と嬉しくなるサプライズが用意されていて、
満足さていただきました。


ぼやっとしている間に、新刊が発売されているようです。
読書スピードを上げなくてはっ ε=ε=(ノ°Д°)ノ


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