『魔女の館』

魔女の館 (創元推理文庫)

魔女の館 (創元推理文庫)

【同僚アダムズの不正行為に気づき怒りに駆られた大学講師パットは
帰宅しようとした同僚を追跡、詰問したあげく殴られて大怪我を負う。
やがて老婆の家に運び込まれ世話を焼かれる仕儀となるが、精神に異常を
きたしている老婆はパットを息子と呼び、医者を呼ぼうとすらしない。
身動きもままならぬパットの心身は徐々に蝕まれ、パットを案じる妻アナベル
憂慮も頂点に達して…。 】


あらすじを読んだ時、「うむ?ミザリー?!」と、キングの『ミザリー』を
連想したのですが、全く違った印象の小説でした。
1963年の作品。この時代の作品は、本当に面白い♪


なによりインパクトがあったのは、夫の行方を捜す妻のアナベル!!
激しい、激しい・・・。読んでいても(`д´)ノムキーー!!って感じの性格が
ビシビシ伝わって、夫を見つけ出してやる!!という執念がなにより
一番怖かったかも・・・。
一人一人の登場人物の描き方も上手いので、一気読みできます!!


シャーロット・アームストロング代表作の『毒薬の小瓶』も
本棚で眠ったまま・・・。今年中には読まなくては(*>ω<*)ノ ハイッ


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