『ぼくのメジャースプーン』

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

【ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっと
どうしようもなくひどかった―。
ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんは
ショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。
チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。 】


う〜ん、読むたびに評価が高まる辻村深月・・・!!恐るべし((((´・ω・;`))))
『冷たい校舎の時は止まる』で彼女を知って以来、読み続けていますが、
本当に毎回読後に「う〜ん!!」と唸ってしまいます。
本作も、深かったし、切なかったし、泣けた!!
小学生の話だけれど、ぜ〜んぜんそれを感じさせないところが、彼女の凄さです。


それ以上に、今回、衝撃が走った登場人物がいて・・・(°Д°;)
毎回、「伏線」に驚かされていますが、作品を越えた「ち密」なリンクが
あったとは!!
「してやられました」・・・、の一言です。


ある登場人物の名前を発見して本棚に走りましたよ!!

『子どもたちは夜と遊ぶ』を取り出して読み返しました〜!!
『凍りのくじら』・・・、ここにもあったとは・・・Σ ゚ロ゚≡(   ノ)ノ エェェ!?
完敗です・・・。
さらに、まだまだ次作でも伏線はあるらしい。
もう油断できません。辻村作品!!
(これから読まれる方は、ぜひ出版順に読みましょう♪)


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