『ローリング邸の殺人』

ローリング邸の殺人 (論創海外ミステリ)

ローリング邸の殺人 (論創海外ミステリ)

【とある屋敷にて病死する主。未亡人、義姉、主治医、執事、
そして親友を名乗る男…。それぞれの横顔が疑惑の影に覆われる。
複雑に絡み合った怨念の糸を、ボストン警察のケイン警視が巧みに
繙いてゆく。 】


久しぶりに図書館で本を借りました。


「論創海外ミステリ」シリーズは1度読みたいと思って
いたので、まずはこの本を選びました。


なぜこの本かというと・・・、作者ロジャー・スカーレットの
『エンジェル家の殺人』は、あの江戸川乱歩が戦後、版権を取り
翻案したのが『三角館の恐怖』なんですね〜(@o@)
乱歩も惚れ込む作者の、未訳のままだった作品とあっては、
「こりゃ、読まなくては!!」と借りてきましたよ〜。


屋敷で病死する主。未亡人・義姉・主治医・執事・親友を名乗る男・・・。
推理小説の登場人物として欠かせない人物設定でしょ〜(>o<)


科学捜査が進んだ今となっては、ちょっと無理もある部分もありますが、
古典の本格推理小説の原点と言ってもおかしくない作品でした。
ドキドキのノスタルジック気分で楽しめました!!