『ハマースミスのうじ虫』

ハマースミスのうじ虫 (創元推理文庫)

ハマースミスのうじ虫 (創元推理文庫)

【風変わりな趣味の主キャソン・デューカーは、ある夜の見聞をきっかけに
謎の男バゴットを追い始める。
変装としか思えない眼鏡と髪型を除けばおよそ特徴に欠けるその男を、
ロンドンの人波から捜し出す手掛かりはたった一つ。容疑者の絞り込み、
特定、そして接近と駒を進めるキャソンの行く手に不測の事態が
立ちはだかって…。全編に漲る緊迫感と深い余韻で名を馴せた、伝説の逸品。】


新訳の復刊物です。
素人探偵が一つの手がかりと、人間観察で犯人を
追い詰める物語。


古典なので、今時の小説のスピード感は無いけれど
犯人を追い詰める推理力や行動力は、スリルいっぱいの
スパイ小説を読んでいるようでした。


ワインやシャンパンを、おしゃれに飲むシーンは
イギリス紳士の日常が素敵に見えましたよ〜。
でも『あなた、ちょっと飲みすぎ!!』と言いたく
なったけど・・・(~~;)