『極夜 カーモス』

極夜 カーモス (集英社文庫)

極夜 カーモス (集英社文庫)

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。
被害者はソマリア移民の映画女優で、遺体には人種差別を思わせる
言葉が刻まれていた。
容疑者として浮上したのは、捜査の指揮をとるカリ・ヴァーラ警部から
妻を奪った男。捜査に私情を挟んでいると周囲に揶揄されながらも
真相を追うカリだったが、やがて第二、第三の殺人が起きてしまう。
暗闇と極寒の地を舞台に描く、フィンランドノワール・ミステリー。
エドガー賞、アンソニー賞、ストランド・マガジン批評家賞ノミネート作。】