『いつか眠りにつく前に』
【最後に母が思い出したのは、かつて経験した
叶わぬ恋の物語だった。
死期の迫った母と、彼女を見守る娘たちの姿を通して、
人生の深淵を描き出すドラマ。
クレア・デインズ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、メリル・ストリープら実力派の
女優陣たちの繊細な演技が胸を打つ一作。
『めぐあう時間たち』の作者マイケル・カニンガムが脚本に参加している。】
- 作者: スーザン・マイノット,森田義信
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/02/21
- メディア: 単行本
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穏やかに語りかけるような良い映画でした。
一つ一つの言葉が沁みこむ感じ・・・。
年老いた親友二人が再開した時、人生を振り返って、
「こうした方が良かったのでは?」と尋ねるシーンが
ありました。
その時、「私達は、それぞれすべきことをしたのよ。」と
優しく反論します。
死が近づいた時、自分の人生が間違っていたのでは?
こうするべきだったのでは?と思い悩む事があるかもしれない。
でも、自分が通ってきた人生がけっして無駄な事は何一つないと、
教えてくれるような作品でした。
演技派女優揃いで、圧倒されましたよ〜。
若き日のメリル・ストリープ役をした女優さん(メイミー・ガマー)が、
あまりにも彼女にそっくりで驚いていたら、本物の娘さんでした。
親子共演だったのですね・・・。(ヴァネッサ・レッドグレイヴも親子共演です。)